続・周防大島のPS-12013年09月27日 05時49分

ついにやりましたねえ、東北楽天も。
ほんと元気や勇気を与えてくれる優勝ですね、
東北のみなさん、心からおめでとうございます。

ということでカープの祝勝記念も兼ねてPS-1の続き記事だします。
って意味不明ですね、繋がりに欠けるけどまあいいや。


PS-1は4発エンジンです、胴体の最上部からさらに持ちあげて
肩翼式に主翼とエンジンがついてます。
できるだけ海面の飛沫からプロペラを避けたいという工夫ですね。
続・周防大島のPS1


主脚、というか牽引用の車輪といったほうが正しいかな。
PS-1は水面でしか離発着できません。
陸上で滑走したり着陸できるほどの強度はこの脚にありません。
続・周防大島のPS1
こういうものは無いほうが機体が軽くて有利なんだろうけど、
無いとやっぱり困りますよね、仕方なく装備したのがこの形。


説明板にある新明和工業というのは昔の川西航空機です。
「強風」「紫電」「紫電改」「九七式大艇」そしてあの有名な
「二式大艇」を開発したほぼ水上機や飛行艇専門のメーカーですね。
続・周防大島のPS1
この機体、ちょうどRyanが学生から社会人になって
サラリーマン人生を始めた頃に活躍してたんですね。


境界層制御装置っていうのは翼の上面に
エンジンの排気を強制的に吹き出して大気の抵抗を拭うっていう
説明してるRyanもよく分からないPS-1独特の装置です。
続・周防大島のPS1
日の丸の穴はなんだろう?機内からマーカーでも落とすんでしょうか。

主脚?のアップです、
ダンパーとかショックアブソーバーらしきものは無いですね。
岸壁のスロープからトラクターで牽引して陸揚げするためだけの
タイヤですからね。
続・周防大島のPS1
ちなみにUS-2のほうはちゃんとした降着用の前脚・主脚を持ってます。
救難機が水上しか発着できないんじゃ困りますからね。


Ryanはこういうメカを眺めるのが大好きです。
あれがこうなって、ああなって曲がって・・・とか
いろいろ仕組みを想像するのは楽しいです。
続・周防大島のPS1


日の丸のところにあるのが海面を照らすサーチライトです。
凄いですよ、このライト。7,000万カンデラの明るさがあります。
マイカーのライトが一個で15,000程度ですからね、約5,000個分。
続・周防大島のPS1
1分ほど海上を照らしたら5分近く消灯して冷やさないと
次に使えません、でも海面を照らしてどうするんでしょうね、
浮上した潜水艦を探すのかなあ。
ちょっと時代遅れの装備に思えます。


飛行艇のいちばん飛行艇らしい部分、
ここだけアップで見るとプレジャーボートの船艇みたいです。
続・周防大島のPS1

翼下に3つ並んでるのが127ミリロケット弾のランチャーです。
左右で6発積めます。
戦闘機やヘリでもロケット弾の装備が標準だった時代がありますね。
続・周防大島のPS1
弾頭は鋼鉄製で爆発しないタイプでした。
潜水艦に命中して爆発すると狙った自分まで被害を被るかもしれないから貫通するだけです。

今じゃ通常型の潜水艦でも浮くことはほとんどないから、
やっぱり時代を感じますね。


フロート、海面で倒れないように機体を支える大事な部品、
こっちが主脚みたいなものですね。
少し形が違うけど二式大艇のフロートとよく似てます。
続・周防大島のPS1


部分的だけどコーションマークがまだ残ってて読めます。
読めるけど意味不明、水流計ってこと?
続・周防大島のPS1


ま、こんな感じかな、Ryanの説明は。
興味ある人はぜひ行って、ご自分でみて確かめて欲しいです。
山口県の周防大島、伊保田の陸奥記念館の公園にあります。
続・周防大島のPS1

ところで昨日のマエケン、いきなりびっくりしましたね。
大した怪我じゃなけりゃいいけど。
まあ5回まで投げられたんだから大丈夫なんでしょうね。

大事なゲームがまだまだ控えてるんだから
選手は無理しないで欲しいな。

ところで今日は久しぶりに休暇。
Ryanの3連休です、Blog更新できるかなあ。
ちょっといろいろやりたいことあるし。

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機材/α700
   SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

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コメント

_ ヒロ ― 2013年09月28日 21時20分

PS-1は、US-1、US-2と子孫を残せたから幸運な機体だったのかもしれませんね。
主脚が貧相だったのはPS-1だけだったのですね、この機体の解説が記憶に残っていて、長くUS-1もそのままでは着陸出来ないと思ってました。

「境界層制御装置」からの連想ですが、STOL実験機の「飛鳥」が有りましたね(各務ヶ原に展示してたと思います)。
飛鳥はC-1を流用したようですが。

詳しい解説と写真、ありがとう御座います。

_ ヒロさんへ ― 2013年09月29日 00時50分

いやいや、こういう記事の解説というか感想は楽しいですね。
プラモや雑誌で得た記憶をいろいろ思い出して
断片的ですがくっつけてジグソーみたいです。

そうそう飛鳥ってありましたね。
エンジンを主翼の上に出したような不思議な格好でした。

けっきょく研究だけで実用機にはならなかったのかな。
航空機の開発は5年、10年と時間がかかるから
研究中に時代や情勢が変わって計画とずれたりしますよね。

オスプレイなんかよくまあ諦めずにやったと思いますよ。
常に実戦が身近にあって軍事が産業化してる米国だから
できたような機体ですね。

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