海上自衛隊旗章規則2018年03月03日 04時57分

コンデジのデジタルズームで撮った潜水艦乗組員の作業風景です。
写真としては情けない写りなんですが興味深いシーンなので載せておきます。

港に戻ってしばらく停止してなにか忙しく作業してました。
なにしてるんだろう?って観察したら旗を揚げてるんですね。
海上自衛隊旗章規則

「海上自衛隊旗章規則」という防衛省の訓令があります。
細かい決まり事が書いてある規定集で、ネット上にも公開されています。
それによると、
自衛艦は停泊中、航海中は国旗や自衛艦旗を掲げないといけません。

「航海中」とは、出港の時から入港の時(投びょうした最初のいかりが水底に達したとき
又は係留用浮標若しくは陸岸等に最初のもやいを係止したときをいう。)までの間をいう。
と、あります。
海上自衛隊旗章規則

つまり、いつも旗は掲げてないといけない決まりがあるということです。
ただし潜水艦の場合は潜るという特殊事情のためにそれができないから
港で正規の場所に掲げる作業をしないといけない。

そういう解釈でいいのかな?
海上自衛隊旗章規則

ちなみに潜水艦にも錨はあります。普段は艦底に収まっていますが
投錨のときはそこから海底に繰り出します。
海上自衛隊旗章規則

ここで錨を降ろすと同時に国旗掲揚の作業を始めたのかも知れません。
海上自衛隊旗章規則

それにしてもひどい写りですね、
意図的にブラしたわけじゃありません、つくづく情けない。
海上自衛隊旗章規則

なお、停泊中は朝8時から日没まで旗を掲げる決まりになっています。
ラッパが鳴るから朝は8時だ、ってわかりますね。
海上自衛隊旗章規則

眺めていて、なかなか楽しい入港風景でした。
次は望遠レンズを持参しましょう。
海上自衛隊旗章規則

我々一般人にはほとんど役に立たないけど、防衛省の規定集は
読んでみるとなかなかおもしろいです。
警察や消防にももちろんあるんでしょうね。

Ryanの会社にもあるけど、こっちは読んでもおもしろくはないです。
当たり前のことが書いてあるだけ、旗のことは書いてありません。


機材/CANON IXY 10S