掃海艇2011年12月17日 14時00分

太平洋戦争が終わった昭和20年当時、日本の沿岸海域には米軍の
B29が敷設した約10,700個の機雷と日本海軍が防御用に敷設した
55,000個の機雷が残存していました。

掃海艇

これらの機雷による船舶の沈没・損傷は昭和27年までに166隻、
約20万トンに上る甚だしいものでした。(以上、海自パンフより)
掃海艇

つまりこれを除去しないことには、周りを海に囲まれた日本は
船舶の身動きがとれません。
そこで創設されたのが掃海部隊ということになります。
掃海艇

発足当初は米軍の管理下でしたが、昭和27年から海上保安庁へ移管、
昭和29年に海上自衛隊へと引き継がれて現在に至っています。
掃海艇

Ryanが生まれた頃、この掃海活動は真っ盛りだったわけですね。
小学生のときはもちろん中学生になってもまだ機雷がみつかったとか
処分したなどというニュースがあったのを記憶しています。
掃海艇

白い燃料タンクみたいなものがフロート、“浮き”ですね。
これに処分具の付いたワイヤーを付けて掃海艇で曵きます。
機雷のワイヤーをカットしたり、音響や磁気に反応する機雷を
処分したりと様々な用途で使われます。
掃海艇

掃海活動の詳細は海上自衛隊呉史料館にムービーや実物を交えて
詳しく解説してあります。
例の潜水艦を陸揚げして展示してあるところです。
掃海艇

掃海艇

船体が磁気に反応しないよう木製なのは有名ですね。
FRPやカーボンのハイブリッドもあるけど、まだまだ現役の
第一線です。
掃海艇

木製といっても排水量は500トン、全長50m以上あって
そばに寄るとけっこうデカイです。
掃海艇

先代の掃海艇はペルシャ湾でも活動しました。
現在ある掃海艇はその教訓を活かして造られた新型となっています。


機材/α-7 DIGITAL
   AF ZOOM 28-105mm F3.5-4.5

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