護衛艦の搭載砲2011年12月22日 23時35分

このblog、護衛艦の見学レポートをよく載せるようになったけど
ありそうで無かったのが大砲の特集です。今回が初めてになります。

「うみぎり」の見学写真から特集してみました。

127mm速射砲
発射速度:40発/分、射程:24.000m
発射音はドン!、ドン!、ドン!、ドン!って感じ。
護衛艦の搭載砲

76mm速射砲
発射速度:80発/分、射程:16.300m
どちらもイタリアが開発したものを、国内でライセンス生産しています。
パン!パン!パン!パン!パン!パン!って連続音です。
護衛艦の搭載砲

高性能20mm機関砲(CIWS)
発射速度:3,000〜4,500発程度、射程:3,600m
ズビビビビ・・・ってなにか引き裂くような連続音がします。
護衛艦の搭載砲
速射砲と違って撃ち始めるまでに砲身が回転して、ほんの少しですが
間があって発射が始まります。

 CIWS(シウス)というのは、ミサイルや航空機を迎え撃つ
近接防御システムをいいます。機関砲はそのシステムの一部に過ぎません。
もっと威力の大きな速射砲と組み合わせることもあります。
護衛艦の搭載砲

CIWSはレーダーや射撃管制システムが一体になってて
これ単体で目標に対処できるよう開発されています。
でも相手の速度や威力も向上して、開発はいたちごっこのようです。

スターウオーズのR2-D2みたいな格好してますが、白い頭を傾けて
ほとんど真上まで回転しながら撃てます。もちろん電動。
護衛艦の搭載砲

機関砲の給弾装置、20ミリの弾はセットされていません。
このベルトに約1,000発がセットできますが、撃つと発射速度が速いから
数秒で撃ち尽くします。
護衛艦の搭載砲

砲口部分、銃身は6本が束になっています。
ガトリング砲と同じ原理で、これが高速で回転しながら弾を発射します。
どういう原理かは、Ryanもよく分かっていないので調べてみましょう。
護衛艦の搭載砲

一見すると戦車の砲塔とよく似てますが、決定的な違いがあります。
護衛艦の搭載砲

見てください、目標が水上から高空までどこから来ても対処できるよう
砲身がほとんど真上まで向くようになっています。
概ね85度くらいが限界ですが、戦車にはぜったい不可能な角度です。
護衛艦の搭載砲

いくらなんでも見学会程度では、実際の射撃シーンを見ることはありません。
冒頭の発射音の記述は、「アレイからすこじま」の近所にあるコンビニで
売ってた海上自衛隊のPR・DVDを観てのイメージです。

システムや構造を研究するのは楽しいですが、射撃シーンや
破壊力までは興味ないですね。
実際に使われることのないよう祈るのみです。


機材/α200
   SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

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