艦船のアンテナ2012年09月28日 08時07分

艦船見学で必ず見かけるアンテナとかレーダーの絵特集です。

Ryanが苦手な分野はたくさんあるけど、なかでもいちばん
話題にしにくい分野かもしれません。

なにせ電波は目に見えないからやっかいです。
艦船のアンテナ

艦船を見学して思うのは、大きい船ほどこういうアンテナやレーダーが
たくさん付いてるってことです。
艦船のアンテナ

潜水艦などは数えるほどしかないけど、3,000トンクラスの護衛艦になると
まるで花魁のカンザシ並みに乱立してます。
ま、乱立といっても効率よく考えてあるんでしょうけど。
艦船のアンテナ

常識的には高いところほど遠距離の通信とか探知用なんでしょうね、違う?
衛星通信は別格としてやっぱり見通しがいいから電波もよく届くでしょう。
艦船のアンテナ

今の護衛艦の活動は航空機や他の艦船との連携が当たり前だから
データリンク関係の送受信レーダーやアンテナが欠かせません。
昔ほど単純じゃ無いですね、暗号化や欺瞞の技術も想像以上の発達でしょう。
艦船のアンテナ

平面アレイってレーダーをみると割りと最近の船だなあって感じがします。
右の「てんりゅう」に付いてる四角い板みたいなレーダーです。
標的機のコントロール用でしょう。
艦船のアンテナ

レーダーといえば「ステルス技術」を採用するのが流行りになってます。
アメリカの戦闘機や爆撃機が有名ですね、

「ステルス」といっても見えないわけじゃないんだって。
探知しにくい、探知してもレーダーに映る影が判読しにくい
動きが読めない、そんな感じみたいです。

艦船や航空機がどんなふうに影(レーダー反射)として映るか、
この見え方は米軍でも自衛隊でも最高機密になってるそうです。


機材/α700
   タムロン AF 70-300mm f4-5.6 Di LD Macro


コメント

_ ヒロ ― 2012年10月01日 01時03分

ステルス技術は航空機の分野で大きく発達しましたが、艦船のデザインもステルス性能を付加する為に変わってきたのですね。
また捕捉する為のレーダーも随分発達したのでしょうが、やはり人体には有害で「前に立つな」的な表示があったような。
戦闘機でも「作動中は20フィート以内に近づくな」と書いてありました(F-4です)。
目に見えない電波で見えるようにする、考えるとこんがらがってきます。

_ ヒロさんへ ― 2012年10月01日 02時09分

そうですね、「いせ」とかもそうですが
特に大型のイージス艦で探知モードのときには
全員艦内に入る決まりがあるって聞いたことあります。

携帯電話だって多少の影響はあるみたいだし
電波は見えなくても人体に有害なんでしょうね。

_ ヒロ ― 2012年10月03日 00時37分

現代の戦闘だと、索敵は航空機が主で艦船のレーダーは従のイメージが有るのです。
比較的速度の遅い艦船が索敵でレーダー使うと、簡単に自艦の位置を割り出されてしまいそうですから。
メインは航空機だと思うのですが、北朝鮮からのミサイル追尾はイージス艦が行っていましたよね、うーん難しいですね、Ryanさん教えて下さい。

_ ヒロさんへ ― 2012年10月03日 06時31分

いやいや、お教えできるほどの知識はありませんよ。
想像を駆使するだけです。

映画だとロックオンするだけで相手は逃げ去ってますね。
あんな形が理想的なんでしょうけど。

自衛隊の場合は絶えず警戒はしてるでしょうけど
偵察衛星を持ってないから第一報は米軍に頼るしかないでしょうね。

自前だとやっぱり航空機がいちばん警戒範囲が広いんでしょうけど
それが脅威か無害なものかの判断をどこで見極めるかが難しそうです。

いざ攻撃となれば射程距離内で諸元データを取り込まないと
今どきの兵器は当たらないでしょう。
陸から遠く離れた目標ならやっぱり艦船が出ていって
航空機とリンクしながら対処範囲を狭めていくって戦法じゃないでしょうか。

目標がミサイルや航空機ならイージス艦の出番でしょうけど、
対潜水艦となればイージス艦はもったいないですね。
対潜哨戒機と対潜ヘリコプター、護衛艦の連携プレーで
追い詰めることになるんじゃないかな。

でも威嚇はしても実際に撃ったらおしまいです。
戦争突入でしょう、怖いですね。

_ ヒロ ― 2012年10月04日 00時30分

たしかに難しいですね、先に攻撃しちゃったらおしまいですから、遠距離探知が出来ても相手に攻撃の意図が有るかどうかの判断は出来ませんからね。
今時「宣戦布告」も無いでしょうから、まず攻撃されてから考えるになっちゃいますね。
戦後の日本政府が、攻撃を受けた時に反撃を指示する覚悟を持った事は無いと思いますし。
積極的に「やられたらやり返す」と言えば、それも恐ろしいですから。

_ ヒロさんへ ― 2012年10月05日 23時05分

そうですねえ、先日の保安庁の巡視船と中国の監視船との
にらみ合いみたいな状態が怖いですね。

ああいう場面に海自の艦艇が現れるだけでも挑発行為とされて
相手は撃ってくるかも知れませんね。
撃たないまでも中国海軍が出てくれば臨戦態勢ですね。

やっぱり政府はそういう事態に備えておかないといけないし、
国際社会から“なるほど、日本は正しいわい”と認めてもらえる状況を
普段からつくっておく必要があるんじゃないでしょうか。

相手の弱みを握る研究が必要でしょうね。

現代の戦争は実弾ばかりじゃなくて、経済や国家体制、国民と国際世論を
巻き込んだ総合力の勝負のような気がします。

_ 私もひろですが。。。 ― 2012年10月10日 20時42分

Ryanさん、はじめまして。
大変に鮮明な写真ですね。私も関連記事を書いたりした時に写真を撮りましたが、
後悔するような写真ばかりで、羨ましい限りです。
また、楽しみに拝見しに参ります。

_ ひろさんへ ― 2012年10月10日 21時56分

ひろさん、ようこそ、ありがとうございます。
参ったな、専門家ですね。

電磁波の研究をなさってるんですか?
PCの前で着るエプロンみたいなものしか連想できませんが。

Ryanはblogをご覧のとおりで論文を読んでも
ちんぷんかんぷん、なんのことやらさっぱりです。
UHF?TVのチャンネルで聞いたことがある、ってことぐらいです。

艦船に限らず電子レンジに携帯電話にスマホにPC、
カーナビにWi-Fiに3Gと身の回りも電波だらけですね。
電波は見えないけど人体に影響がないとは言い切れませんよね。

ま、難しいことはお任せしますので
よかったらまた寄ってください、励みになります。

_ 私もひろですが。。。 ― 2012年10月11日 13時43分

Ryanさん、こんにちは。
ヒロさんとのやり取りを興味深く読ませて頂き、ついコメントしてしまいました。
専門はご想像のとおりですが、私は30年くらい前に広島市近郊に住んで
おりまして、路面電車の写真も懐かしくて見入ってしまいました。
最初は行き先表示の己斐が読めなくてオロオロ、中国新聞社での
無線従事者試験等など、広島には沢山の思い出があります。

ご参考までに、電磁波の人体影響などはHERP hazardで検索されると、
参考になるものが出てまいります。また、ヒロさんとのやり取りはまさに
NCWと呼ばれているものですね。

また、写真と軽妙な文章を楽しみに寄らせて頂きますね。

_ ひろさんへ ― 2012年10月11日 21時19分

そうですかあ?
けっこうこれでもシリアスに書いてるつもりなんですよ。

でもヒロさんとのやりとりは端で見てると面白いでしょうね。
ヒロさんのほうがちょっとエンジニアっぽいこだわりがあって、
Ryanのほうは妄想癖がありますからね。
ほとんど居酒屋の酔っぱらいの会話に近いですね。

はい、灯台下暗しじゃないけど
住んでるところとか通勤途中の絵は少ないですからね
路面電車や都心の話題はまだまだこれからです。

HERP hazard?NCW?
また研究テーマが増えました、勉強させてもらいます。
知識が増えるのはいいけど、まったく!Ryanの日常と関係ないし
仕事の役にも立ちそうにないです。

ま、どこで役立つかわかりませんものね、10年後にはひろさんを超えて
どこかでレーダーをテーマに講演活動してるかもしれませんね。

_ 私もひろですが。。。 ― 2012年10月11日 22時00分

こんばんは。
とても優しい文体なので癒されますよ。
今後も楽しみにしています。

_ ひろさんへ ― 2012年10月11日 22時24分

ありがとうございます。
内容が薄いもので、せめて話しかけるように心がけています。

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